東北ブロック商工会議所連合会 会長あいさつ
東北ブロック商工会議所連合会
会長 曽我 泉美
アベノミクスによる金融政策等の効果で円安、株高の流れを作り、2020年の東京オリンピック・パラリンピックも決定されて、その経済効果も相まって景気回復の兆しが見え始めました。その一方で、東日本大震災から4年が経過した東北地方では、いまだに震災の影響が色濃く残り、経済の温度差は一括りにできない状況があります。また、少子高齢化、都市部への人口流出も止まらず、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生できるよう、様々な取り組みが始まっております。
そこで平成27年度東北ブロックYEGでは、これら問題を重く捉え、また、震災の記憶を過去のものにしないよう「EXCHANGE 東北 地方創生と復興のために、さらなる連帯の証を」をスローガンに掲げました。
第34回東北ブロック大会みやぎ石巻STAGEでは、昨年に引き続き「事業大賞」を決める分科会を主催します (分科会・情報発信委員会担当)。ブロックとしても、地域に根ざした活動を応援することで、地方創生の流れを後押ししていきます。ほかにも石巻の復興の姿を、実際に見て、触れて、全国に発信していただけるよう、有意義な分科会を用意しております。
また、メインフォーラムとして、日本YEG主催で「震災復興フォーラム」を開催致します。災害時のつながりと連携を形にするために、地域や組織を越えて話し合う場にしたいと考えております。
石巻は震災後、全国から多大なるご支援をいただいきました。それにお応えし、恩返しをする大会にしたいと、ブロック、主管地ともに鋭意準備に取り組んでおります。
テーマは「感謝」。石巻というフィールドを使って、できうる限りの「おもてなし」を創造する。それが「ISHINOMAKI QUALITY」。多くの皆様のご参加をお待ちしております。