会長挨拶

令和6年度  石巻商工会議所青年部  スローガン ・ 会長挨拶

石巻商工会議所青年部 令和6年度会長 高橋 崇

 スローガン                   

       一歩先へ

         ~挑戦と革新の精神で~                 

会長挨拶

 東日本大震災から13年が経過した中で、石巻市ではインフラの復旧や経済活動の再建が着実に進められてきました。しかし、2020年から始まった新型コロナウイルス感染拡大は、5年目を迎えた2024年現在も石巻市を含む地域経済に影響を及ぼし続けています。感染対策としての制限措置は特に小規模事業者や観光業に大きな打撃を与えましたが、これを契機に新たなビジネスモデルやデジタル化の推進が促されました。さらに、ロシアとウクライナの紛争やイスラエルとパレスチナの緊張が続いている国際情勢は、直接的には石巻市の日常生活に影響を与えていませんが、エネルギー価格の上昇や国際貿易の不安定化を通じて間接的に地域経済に影響を与えています。

 そんな中、令和5年度の石巻YEGは、変革~踏み出せ!その先へ~ のスローガンのもと、例年以上の規模でおこなわれた第100回石巻川開き祭りを始めとして多くの単会事業を開催することが出来ました。メンバーはじめ運営協力をして頂いた方々には感謝申し上げます。

 そして令和6年度、石巻YEGのスローガンには、

    一歩先へ 

 ~挑戦と革新の精神で~

を掲げさせていただきました。このスローガンを胸に、石巻YEG会長としての新たな任期に向けて、私たちが直面している課題と、それに対する取り組み方について、深く考察し、皆様と共有したい所信を表明します。

 2011年の東日本大震災は、私たちに計り知れない影響と悲しみを及ぼしました。また近年は地震津波だけではなく豪雨など様々な災害が私たちの周りで起こっています。石巻YEGは追悼事業や震災伝承事業を行ってまいりました、それらの事業から学んだ教訓は、私たちにとって貴重な財産です。この教訓を活かし追悼から一歩先へ進み、会員各自が防災対策をし、そして石巻市の安全と安心を確保するための防災意識の向上することを私たちの重要な使命として推進します。それに加えて震災の時に助けて頂いた多くのYEGとの災害連携の構築などを通じて災害に強いコミュニティを形成できるよう努めます。

 また、地域経済の活性化と革新は、私たちのもう一つの大きな目標だと考えています。

 石巻市では年間2,000人以上人口が減少している事からもわかるように、地域の人口減少や少子化といった深刻な課題に直面しています。これらの課題に対処するため、石巻YEGが先導役となり、婚活事業を行うことで、若者の地域定着を促し、コミュニティの活性化を図ります。この事業は、地域の若者に出会いの場を提供するだけでなく、自社の人手不足解消や石巻で結婚することによる職場定着率の向上などの機会にしていきたいです。

 さらに、YEGメンバーの親睦と自己研鑽を行うための研修を実施します。研修では自分が所属していない他の委員会活動を知ることでYEG全体の活動を理解する場を提供します。

 また、これからの時代を生きる上で知っておくべき知識や情報を学ぶことでメンバー自身の自己研鑽を図っていく機会にして行きます。

 以上が所信です。挑戦と革新の精神を持って一歩先へ先駆けて行動することが、多くの価値を生むことだと信じておりますが、私一人の力では限界があります。また、私個人の意見として、YEGの事業が成功するか失敗するかはそれほど重要ではないと考えています。それよりも、多くの方々と関わり、一緒に事業を作り上げることが、唯一の成功であると思います。私自身も挑戦と革新の精神を持って精一杯活動しますので、今年一年間、何卒よろしくお願い申し上げます。

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